現役編集者の書評ブログ

ビジネス書の編集をしています。読んだ本を不定期で紹介します。

はじめに

はじめまして。

この度、本を紹介するブログを作りました。

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【書評】『書いて稼ぐ技術』永江朗

出版界とフリーランス

 「働き方改革」がいま盛んに叫ばれている。

会社に忠誠を尽くすような姿勢は時代遅れで、これからは個人の力を発揮できるような社会にしていく必要がある、という主張をそこかしこで聞くようになった。

その主張にもっとも沿った働き方をしているのが、フリーランスの人達だろう。

会社、組織に属さず、自分一人の力で生き抜いていく様子は、会社員の僕からしてみたらとてもかっこよく映る。

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【書評】『「言葉にできる」は武器になる』梅田悟司

編集者の「タイトル力」

ビジネス書編集者のもっとも重要な仕事は「タイトルをつける」ことだろう。

書店のビジネスコーナーには、特定の本を買いに来ている人だけではなく、なんとなく目についた本を買おうと考えて棚を見て回っている人も多い。

そんな人達にどうやって自分の作った本を買ってもらうか。

その答えの1つが「思わず手に取ってしまうようなタイトルをつける」ことだ。

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【書評】『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』佐々涼子

「知らないこと」をなくすために

新社会人みたいで恥ずかしいけれど、いまだに毎日新しいことを何か1つは学んでいる。最初のうちは少しずつ成長できているように感じられて嬉しかったのだが、ここ最近は、「どれだけ僕はものを知らないんだろう」と思う気持ちがむくむくと育ってきて、悲しくなる。

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【書評】『何者』朝井リョウ

「就活」の歪み

ここ数カ月、真っ黒なリクルートスーツに身を包んだ就活生をよく街で見かける。

その姿を見ると、就活当時の自分の焦りやら不安やらが入り混じったなんとも形容しがたい 気持ちになる。

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【書評】『ジブリの仲間たち』鈴木敏夫

本は作るもの? 売るもの?

「編集者は本を作る仕事」――多くの人がそう考えていると思う。

僕自身も入社前はそう思っていた。

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【書評】『1998年の宇多田ヒカル』宇野維正

「特別な年」を超えるために

先日、2017年の本屋大賞恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)に決定した。2回目の大賞受賞、直木賞とのダブル受賞など、史上初尽くしの結果で、14年の歴史がある本屋大賞の中でも記念碑的な年となったようだ。

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