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現役編集者の書評ブログ

ビジネス書の編集をしています。読んだ本を不定期で紹介します。

【書評】『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』井川意高

「ギャンブル」と「依存」

ギャンブル依存症」という言葉を今年になってよく聞くようになった。
カジノ法案が成立したことで、ギャンブルで身を滅ぼす人が増加してしまうのではないかとマスコミが盛んに騒ぎ立てているからだ。

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【書評】『星間商事株式会社社史編纂室』三浦しをん

「時間」と「読書」

最近は本を読むのは、もっぱら通勤中の電車の中だ。

朝、外が少しずつ明るくなっていくのを感じながら読む1時間と、夜、仕事終わりでほっとしながら読む1時間が、僕の読書時間の中心となっている。

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【書評】『たった一人の熱狂』見城徹

「焦燥」に支配されるとき

あなたは「努力家」だろうか?

ほとんどの人が、頑張りきれなかったときの苦い記憶を思い出し、この問いに対して「NO」と答えてしまうのではないか。

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【書評】『いま世界の哲学者が考えていること』岡本裕一朗

僕らに見えているもの・いないもの

「海が大きく伸びをした」

これが何を意味しているかわかるだろうか?

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【書評】『アンネの日記』アンネ・フランク

僕らは「最後の世代」

今は「時代の転換期」だと言われている。

「ポスト資本主義」だとか「人工知能」だとか、時代を変えるようなキーワードが連日マスコミで取り上げられ、僕らはその過渡期を生き抜こうと必死にもがいている。

そうやって時代が移り変わっていく中で、僕らと今生まれてくる子供たちの間に、現在進行形でたくさんのジェネレーションギャップが生まれている。

そんなギャップのひとつに「戦争観」があると思う。

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【書評】『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』サンキュータツオ

「ことば」と「世界」

「ことば」が「思考」に影響を与えている、という考え方をご存じだろうか。

私たちは普段「ことば」を情報伝達の道具として見なしがちだが、実はその「ことば」によって、人間の根幹部ともいえる「思考」が影響を受けているというのである。

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【書評】『ピンポン』松本大洋

うれすじは「エモーション」

最近よく売れている本の共通点の一つとして「感情的に訴えかけてくること」が挙げられると思う。

昔からそのような本の代表は小説と漫画だった。『君の名は。』(KADOKAWA)だって『宇宙兄弟』(講談社)だって、Amazonのレビューを見ると、「登場人物の行動やセリフに感動した」というような感想が大半を占める。

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